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皆さん、配当金と聞いて何を思い浮かべますか?企業からお金を受け取れること、わずかなお金しかもらえない、不労所得への一歩、あるいは、お金はもらえるが株価が値下がりするリスクもあるなどといろいろな考えがあると思います。今日はこの配当金についてお話したいと思います。
私も、以前は配当金についてあまり興味がなく、むしろ株価の値上がりによる利益を取るキャピタルゲインを中心に株価投資を行っていました。最近は、この配当金を受け取りながら投資をする手法に注目しています。
現在の株式資産
恒例となりますが、本題に入る前に、まず最初に現在の株式資産からです。以下のとおりです。口座内にある現金も合わせると、米国株は1457万、日本株は423万となっています。
米国株及び日本株
種類 | 株式資産 | 現金(口座内) | 合計(株式+口座内現金) |
米国株 | 1455万 | 2万 | 1,457万 |
日本株 | 374万 | 49万 | 423万 |
合計 | 1880万 |
(2019/3/28時点)
配当金とは?
配当金とはなんでしょう?会社は、ビジネスで商品やサービスを売ったり、提供したりすることで、売上になります。そして、そのビジネスをするために発生した材料費や人件費を差し引くなどして、利益を受け取ります。この利益の一部を株主に還元しています。このとき受け取るお金を配当金と言います。
例えば、証券会社のサイトで個別銘柄を選択し、詳細な情報を調べていくと、配当金の利回りが何パーセントなのかと表示されると思います。
一例を挙げて説明をしますと、ある会社の1株あたりの利益予想が100円とします。またこの会社は配当性向を30%とした場合、1株あたり30円の配当が受け取れることになります。一方、そのときの株価が1000円とします。この場合、100株保有していたとすると、30円/株×100株で、3000円の配当金を受け取ることができます。
では、この場合、何パーセントの予想配当利回りになるか考えてみます。30円/株÷1000円/株×100=3%となるので、配当利回りは3%となります。この会社が年に1回配当金を出してくれる場合、会社の予想通りの配当金であれば3000円を受け取ることができます。とても幸せですね!
配当金に興味のなかった日々
さて、タイトルを見て、『何を言っているの?』と思われたかも知れません。配当金の大切さを書いている記事であるにもかかわらず、興味なかったんですねと・・・。そうなんです、少し前までは興味がありませんでした。
理由ですが、数パーセントの配当金を受け取りで、どのように資産を増やすことができるの?と思っていたからです。例えば100万円の資金を保有していた場合、先ほどの3%の配当利回りで考えてみます。100万円ということは、1000円の株を1000株購入することができます(手数料は無しとします)。30円/1株×1000株=30000円を受け取れることができます。つまり、100万円に対して3万円なので3%ですね。
仮に毎年、3万円を受け取れたとします。10年で30万受け取れますね。この30万ですが、私は以前30万円は少ないと思っていました。なので、配当金によるインカムゲインではなく、株価の値上がりによる利益を取るキャピタルゲインをと思い投資していました。
キャピタルゲイン投資を今後も続けるか?
キャピタルゲインによる投資を今後も続けていくかを考えていました。SHIFT(3697)のような成長株を見つけて投資をし、数倍の株価になることが続けられるのであれば問題ない投資方法と思いました。
しかし、数千と上場している銘柄の中から有望な銘柄を見つけて投資していくことは簡単ではありません。100万円を投資し、株価が10倍になりテンバガーを達成する。この時点で、資金は1000万円となります(手数料は除く)。さらにこの1000万円を新しい銘柄に投資し、10倍にすることで1000万円が1億円になります。これで資産が1億円になる!と思っていました。
確かにその通りですが、現実はそうは簡単ではないと思いました。また、急いでお金を増やそうとしているのかなと思いました。
また今後、アベノミクスの恩恵もあり、上場してきた全体的な強気相場もいつ終わるかわかりません。その時は、成長株のような銘柄は、大きく下がるかもしれませんし、それ以外の株も大きく下がっていくことになるかもしれません。株を始めてから、あっという間に6年が経過しました。時間は経つのは早いので、そのような相場に備えておくことが必要ではと思いました。
ただし、成長株の中でも期待のできる銘柄、今後も成長が続くと思う銘柄には投資してもいいと思っています。なので、キャピタルゲイン投資ばかりではなく、インカムゲイン投資が必要になると考えるようになりました。
配当金の大切さ
インカムゲインを中心に考える場合、どのくらいの配当利回りが理想かというと、私は基本は3%近く、あるいはそれ以上はある銘柄に投資したいと考えます。銀行預金などに比べれば、株価が下がることによるリスクはあるものの、1%や2%でも十分な配当利回りであることは確かです。ただ、配当金を受領した後の再投資を考えた場合、3%近く、あるいは3%以上はほしいと考えています。
今後、日本の株式市場が下落相場になったとします。この時は、全体的に株は売られ、先ほどの株含めて株価は下がる可能性があります。1000円の株は、900円になるかもしれません。もしかしたら850円まで下がるかもしれません。
100万円の株価を買っていた場合、1000円から900円になった場合、10%下がるわけですから、含み損は10万円となります。大切な100万円であるにもかかわらず、口座資金を見ると90万円と表示されます。
ただ、会社の業績が変わらず、また配当金を継続して株主に還元してくれていれば、毎年3万円の配当金を受け取ることができます。仮にこの軟調相場が3年続いたとしても、3万円×3年で9万円を3年間で受け取ることができます。
そう考えれば、配当金の大切がよく理解できます。皆さんもこのように考えれば、配当金の良さが理解できるのではと思います。
また900円になった株価で、30円/株の配当金が出るとした場合、約3.3%の配当利回りとなります。つまり、この銘柄を購入したかった人が、配当利回りが高くなってきたことにより購入してくれる可能性が高くなってきます。株価は下がる可能性もありますが、下支えしてくれることになるかもしれません。実際に購入を検討している銘柄で、配当利回りが何パーセントになったら購入しようと考えている方もいると思います。
このように配当金は企業のビジネスが順調で、株主還元を継続される限りはとても嬉しいお金となります。ぜひ皆さんも配当金銘柄の投資について考えていくといいと思います。
”配当金投資のメリット”のまとめ
- 企業の利益の一部を株主に還元した配当金は、非常に喜ばしいお金
- 成長株投資による投資も有効ではあるが、下落相場への備えとして投資する価値はある
- 含み損となった場合でも、配当金を受けとりながら、株価の値上がりを辛抱強く待てる
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※投資は自己責任でお願いします。