米国インターナショナル・ビジネス・マシーンズ【IBM】の2019年 4Q決算結果

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インターナショナル・ビジネス・マネージメント（以下、IBM）について、2019年 4Q決算発表について振り返ってみたいと思います。

このIBMは連続増配を行っている企業であり、インカムゲイン投資を行う上で期待のできる銘柄の1つです。これまでの配当金推移、増配率、業績の推移などについては、『 米国インターナショナル・ビジネス・マシーンズ【IBM】の配当金・増配・売上・営業利益などの推移 』を読んでみてください。

この記事が参考になる方は、以下の方です。

2019 4Qの決算結果

では、決算の主要な指標・結果について確認していきたいと思います。2019年 4Qの結果は、増収増益でした。最高経営責任者CEOは、“クラウドパフォーマンスの加速により、2019年は好調に終了した。2020年も持続的な成長につながる”と言っていす。

売上高

• 売上高は、217億7700万 USドルでした。前年同期比から0.1％の増加です。市場予想は、216億4000万USドルでしたので、市場予想を下回りました。
• 為替影響を除くと、1%の増加です。

（単位：　百万USドル）

各分野ごとの売上

• Cloud & Cognitive Softwareは、8.6%の増加（クラウド、セキュリティ、IoT、プラットホームが牽引。Cloudとdata platformsは19%の増加、Cognitive applicationsは1%、transaction processing platformsは3%）
• Global Business Servicesは、0.6%の減少（コンサルティングは4%増加）
• Global Technology Services（インフラ、クラウドサービス、技術サポートサービスを含む）は4.8%減少
• Systems（ハードウェアやOSソフトウェアを含む）は、IBM z14に牽引され、16%の増加
• Global Financingは25.3%の減少。これは、OEMコマーシャルファイナンスビジネスの終結に伴うもの。

（単位：　百万USドル）

粗利益と売上総利益率

• 粗利益は、前年同期比で3.8%の増加
• 売上総利益率は、絶対値では1.9%の増加

（単位：　百万USドル）

EPS

• EPS (non-GAAP)は、4.71 USドルです。全同期比で3%の減少なりました。しかし、市場予想は4.69 USドルでしたので、市場予想を上回りました。

（単位：　USドル）

キャッシュフロー 

• 営業キャッシュフローは、34億5100万ドルでした。
• フリーキャッシュフローは、60億2700万ドルでした。
• 配当金には57億ドルと自社株買いで14億ドルを使い、株主に71億ドルの還元をしています。
  

  	2019 4Q	2018 4Q
  営業活動からのキャッシュフロー	3,451	4,119
  投資活動からのキャッシュフロー	127	455
  財務活動からのキャッシュフロー	△5,674	△4,605
  フリーキャッシュフロー	6,027	6,460

  （単位：　百万USドル）

2020年の通期予想

• 2019年の通期予想については、以下の表の通りです
• free cash flowはおよそ125億を予定しています。

（単位：　USドル）

（引用：　米国IBM　HPより）

米国インターナショナル・ビジネス・マシーンズ【IBM】の2019年 4Q決算結果のまとめ

• 2019年 2Qの決算は、 増収増益
• 売上や利益は市場予想を上回り株価も上昇
• 配当利回り4.7%（記事を書いた時点）の配当金をもらいながら保有を継続

　※投資は自己責任でお願いします。