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マクドナルド(以下、MCD)について、2019年 2Q決算発表が今月ありましたので、その内容について振り返ってみたいと思います。
このMCDのこれまでの配当金推移、増配率、業績の推移などについては、『米国マクドナルド【MCD】の配当金・増配・売上・営業利益などの推移』を読んでみてください。
この記事が参考になる方は、以下の方です。
この記事が参考になる方
- MCDの決算結果を知りたい
- 投資対象とするか悩んでいる方
- MCDのハンバーガーが大好きな方
- 海外旅行や出張に行った時、ついついMCDでご飯を食べてしまう方
2019 2Qの決算結果
では、決算の主要な指標・結果について確認していきたいと思います。2019年 2Qの結果は、減収増益でした。最高経営責任者CEOは、“2Qで成し遂げた強固な結果を持って、16四半期連続でポジティブな世界既存店売上を現在成し得ている”と言っています。フランチャイズ店が増えることにより、マクドナルドの収益が良くなっています。
売上高
- 売上高は、53億4130万 USドルでした。前年同期比で0.2%の減少です(下記の表では四捨五入して0%と表示)。市場予想(53億3000万 USドル)を1000万 USドルほど上回りました。
- これはフランチャイズ店での売上が寄与しているためです。米国での直営店舗売上の売上減をカバーしています。
- 世界の既存店売上高は、6.5%増加
- 米国の既存店売上高は、5.7%増加
- 世界の主要市場の既存店売上高は、6.6%増加(特に、イギリス、フランス、ドイツ)。これもフランチャイズ店での売上が寄与。
2019 2Q | 2018 2Q | 増減率(%) | |
売上高(revenues) | 5,341.3 | 5,353.9 | 0 |
(単位: 百万USドル)
店舗別の売上
- 店舗別(直営店 vs フランチャイズ店)の売上を見ると、直営店の売上が7%減少し、フランチャイズ店の売上は7%増加しています。
- 直営店では、1億9450万 USドルの減少に対し、フランチャイズ店では1億8190万 USドルの増加となっています。
分野 | 2019 2Q | 2018 2Q | 増減率(%) |
直営店(Sales by Company-operated restaurants) | 2,400.4 | 2,594.9 | △7 |
フランチャイズ店(Franchised restaurants) | 2,940.9 | 2,759.0 | 7 |
合計 | 5,341.3 | 5,353.9 | 0 |
(単位: 百万USドル)
営業利益
- 営業利益は、前年同期比で1%の増加
2019 2Q | 2018 2Q | 増減率(%) | |
営業利益 | 2,273.9 | 2,262.3 | 1 |
(単位: 百万USドル)
EPS
- EPS (non-GAAP, 調整後EPS)は、2.05 USドルです。全同期比で3%の増加となりました。市場予想(2.05 US$)と同じでした。
2019 2Q | 2018 2Q | 増減率(%) | |
EPS (GAAP) | 1.97 | 1.90 | 4 |
EPS (non-GAAP) | 2.05 | 1.99 | 3 |
(単位: USドル)
2019年の通期予想
- 2019年の通期予想の修正はなし
- EPS予想の修正はなし
(引用: 米国MCD HPより)
米国マクドナルド【MCD】の2019年 2Q決算結果のまとめ
- 2019年 2Qの決算は、売上は市場予想を上回り、利益は市場予想と同じ
- 直営店からフランチャイズ店への移行に伴い、利益が増加
※投資は自己責任でお願いします。