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コカコーラ（以下、KO）について、2019年 3Q決算発表が今月ありましたので、その内容について振り返ってみたいと思います。
このKOは皆様の生活にも馴染みがある会社で、かつ、連続増配を行っている企業であり、インカムゲイン投資を行う上で期待のできる銘柄の1つです。これまでの配当金推移、増配率、業績の推移などについては、『米国コカ・コーラ【KO】の配当金・増配・売上・営業利益などの推移』を読んでみてください。飲み物を買おうとした時についつい赤い自動販売機を探してしまい、購入してしまいます。コカコーラも好きですしその他のミニッツメイドなどの飲み物も好きです。今日もコカコーラを飲みました！さてレビューしていきます。
この記事が参考になる方は、以下の方です。
この記事が参考になる方
- KOの決算結果を知りたい
- 投資対象とするか悩んでいる方
- コカコーラやコカコーラ社の製品が大好きな方
【目次】
2019年 3Qの決算結果
では、決算の主要な指標・結果について確認していきたいと思います。2019年 3Qの結果は、増収減益（利益はnon-GAAPとして）でした。最高経営責任者CEOは、"KOが掲げるビジョンや持続可能な成長をステークホルダーに与えて、より良い未来を作るための会社として位置付けている"と言っています。
売上高
- 純売上高は、95億700万 USドルでした。前年同期比で8%の増加です。市場予想（94億3000万 USドル）を上回りました。
- オーガニックレベニュー(non-GAAP)（Organic Revenues, 既存事業の売上）は、5%の増加
- 3Qの数量ベース（Unit Case Volume)では、2%の増加
- 米国では、コカコーラゼロシュガーの2桁成長や7.5オンスのミニ缶の2桁成長が好調。
- 海外では、20を超える市場でコカコーラ・プラスコーヒーを販売し好調
| 2019 3Q | 2018 3Q | 増減率(%) | |
| 純売上高(net revenues) | 9,507 | 8,775 | 8 |
（単位： 百万USドル）
地域別の売上
- 地域別（分野別）の売上を見ると、グローバルベンチャーとボトリング事業の売上が、それぞれ243%、8%増加
- グローバルベンチャーについては、コスタ社買収に伴い売上が増加
| 分野 | 2019 3Q | 2018 3Q | 増減率(%) |
| ヨーロッパ・中東アフリカ | 1,828 | 1,826 | 0 |
| ラテンアメリカ | 1,045 | 1,002 | 4 |
| 北米 | 3,138 | 3,091 | 2 |
| アジア太平洋 | 1,462 | 1,420 | 3 |
| グローバルベンチャー | 629 | 183 | 243 |
| ボトリング事業 | 1,684 | 1,565 | 8 |
| コーポレート | 24 | 17 | 44 |
| 除外 | △303 | △329 | 8 |
| 合計 | 9,507 | 8,775 | 8 |
（単位： 百万USドル）
粗利益と売上総利益率
- 粗利益は、前年同期比で5.7%の増加
- 売上総利益率(GAAP)は、1.5%の減少
| 2019 3Q | 2018 3Q | 増減率(%) | |
| 粗利益 (GAAP) | 5,740 | 5,429 | 5.7 |
| 売上総利益率 (GAAP) | 60.4 (%) | 61.9 (%) | △1.5(絶対値) |
| 売上総利益率 (non-GAAP) | 60.9 (%) | 61.7 (%) | △0.8(絶対値) |
（単位： 百万USドル）
営業利益と営業利益率
- 営業利益は、前年同期比で4.4%の減少
- 営業利益率(GAAP)は、26.3%と3.5%減少
| 2019 3Q | 2018 3Q | 増減率(%) | |
| 営業利益 (GAAP) | 2,499 | 2,614 | △4.4 |
| 営業利益率 (GAAP) | 26.3 (%) | 29.8 (%) | △3.5(絶対値) |
| 売上総利益率 (non-GAAP) | 28.1 (%) | 30.7 (%) | △2.6(絶対値) |
（単位： 百万USドル）
EPS
- EPS (non-GAAP)は、0.56 USドルです。全同期比で1.8%の減少となりました。市場予想（0.57 US$）を若干下回りました。
| 2019 3Q | 2018 3Q | 増減率(%) | |
| EPS (GAAP) | 0.60 | 0.44 | 36 |
| EPS (non-GAAP) | 0.56 | 0.57 | △1.8 |
（単位： USドル）
キャッシュフロー
- 営業キャッシュフローは、77億7100万ドルでした。
- フリーキャッシュフローは、65億6500万ドルでした。
2019 3Q 2018 3Q 営業活動からのキャッシュフロー 7,771 5,690 投資活動からのキャッシュフロー △3,901 4,108 財務活動からのキャッシュフロー △5,337 △6,383 フリーキャッシュフロー(non-GAAP) 6,565 4,642 （単位： 百万USドル）
（フリーキャッシュフロー：年初来の期間）
2019年の通期予想
- 2019年の通期予想については、Organic Revenuesを5%から少なくとも5%増加へ上方修正
- また、純売上（non-GAAP）も4%から4-5%へ上方修正
- 既存事業の営業利益（comparable operating income (non-GAAP)）を7-8%から8-9%増加へ上方修正
- EPS予想の修正はなし（2018年EPS 2.08 US$からプラスマイナス1%）
（引用： 米国KO HPより）
米国コカ・コーラ【KO】の2019年 3Q決算結果のまとめ
- 2019年 3Qの決算は、増収減益
- 既存事業の売上は前年同期比で5%増加
- 通期予想も既存事業の売上も少なくとも5%以上の増加として上方修正
※投資は自己責任でお願いします。