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皆さん、こんにちは、今日は買付余力についてお話したいと思います。株式投資をしていると、ご自身の証券口座内にある資産とは、”株式保有による株式”と、”口座内にある現金”の2つからなると思います。
この証券口座における”口座内にある現金”を買付余力と呼びますが、これについてどのくらいの金額を残しておく方がいいか説明していきます。またこの買付余力の使い方についてお話します。
【目次】
証券口座にある買付余力
私は、 SBI証券を利用して株式売買を行っています。まず、日本円の買付余力の確認方法ですが、SBI証券の口座管理から口座(円建)を開きます。その中に、買付余力という項目があります。これは、当日買付が可能な金額を示しています。この金額が500万円となっていれば、500万円の買付が可能となりますし、50万であれば50万円の買付が原則可能となります。
株を始めた頃は、この買付余力があると何かの株を買わなければと思い、余力がゼロになるまで買っていたこともあります。
全力で余力を使い切った場合、考えらえれるメリットとしては、今後値上がりが期待出来る株を保有することによりキャピタルゲインを得ることができる、保有する銘柄からの配当金を受け取ることができるなど考えられます。
一方、デメリットもあります。買付余力がゼロということは口座内の保有資産のほぼ全てが株式となっています。このため、株式市場全体が軟調で保有株の株価が全体に下がり資産が大きく減る、新しく購入したい銘柄があった場合に余力がないため購入することができない、資産の減少時の精神的なダメージが大きいなどが挙げられます。
500万の資産があり、買付余力が400万円あったとします(つまり、株式は100万円)。仮に、保有している株式の株価が半分の50%になった場合、株式としては50万円の評価となります。買付余力は400万あるので、口座内の資金は、450万円となります。したがって、500万の資産から考えた場合、見かけ上は口座内の資産は10%減となります。50万減ることは痛いですが、全体の口座資金としてみれば、10%マイナスです。
一方、500万の資産があり、買付余力が20万円とします(つまり、株式は480万)。同様に保有している株式の株価が半分になった場合、株式としては240万の評価となります。買付余力は20万円あるので、口座内の資金は、260万円となります。したがって、500万円の資産から考えた場合、見かけ上は口座内の資産は48%減となります。先ほどの買付余力が400万円あった場合と比較すると、大きく資産が減少(先ほどの場合は10%マイナス)しますね。仮に株価が下がった場合でも、その銘柄を売却しなければ、損失確定にはなりません。しかし、この資産減少は投資家にとっては嬉しくないことであるのは間違いありません。
買付余力の使い方
一例を紹介したいと思います。私は買付余力をどのように使っているかというと、2つあります。1つ目は、IPO注文への申し込み用、2つ目は購入したい銘柄があった場合の購入資金です。
1つ目は、IPOの抽選をするための資金です。これは新規上場銘柄を購入する際にまずはIPOに当選しなければなりませんが、その当選前に抽選がありますがその際に使用するお金です。新規上場とは、まだ上場していない企業が、新たに株式を上場することをいうものです。英語では、Initial Public Offeringの頭文字を取りIPOと言います。最初に、公共の場に、株式を提供すること、つまりIPOと言う意訳となります。英語の頭文字を理解しておくと、英語の勉強にもなりますし忘れにくいのでオススメです。
2つ目は、新しい銘柄を購入するための資金です。買いたい銘柄があった場合でも、余力がなければ購入することができません。必要な時に購入ができるようにするための資金です。これは分かりやすいですね。
SBI証券でIPOブックビルディングを申し込みするメリット
IPO銘柄を購入するためには、このIPOのブックビルディングに申し込み、当選する必要があります。当選する必要があるということは落選もあります。では、落選した場合に、落選して終わりというわけではありません。SBI証券を利用していると、落選した場合にIPOチャレンジポイントというポイントを受領することができます。これはSBI証券のポイントをサービスするプログラムで、IPOのブックビルディングの抽選に外れた回数に応じてポイントが付与されます。基本ルールとしては、1つの銘柄で落選した場合、1ポイントを受け取ることができます。
このIPOチャレンジポイントは、次回以降のIPOの際に使用することができ、当選がしやすくなるというものです。当たることが簡単ではないIPOですが、時間をかけて、IPO申し込みを行い、外れたとしてもチャレンジポイントがもらえます。これにより今後のIPOでの当選確率が上がっていくのであればこのポイントを貯めない理由がありません。
わずか1ポイントですが、100回(抽選が外れて)貯めれば100ポイント、500回で500ポイントです。小さく、大きく育てることこれが投資には必要と思っていますので、是非利用していきたいサービスです。証券会社に悩まれている方は、このIPOチャレンジポイントがもらえるSBI証券がオススメです。
買付余力はIPO抽選のため50万円以上残すこと
これは投資方法、目的、個人の資産により異なるので、一概に決められるものではないかもしれません。ただ、私は基本的に約50万円の買付余力を口座に残しておくようにしています。
まず、IPO銘柄ですが、購入意思をする際に必要となる株価は50万円があればほぼカバーされると考えています。仮に、50万円以上の資金が必要になる場合は、一時的に別口座から資金を移動することをしています。ただ注意しなければいけないことは、抽選される時に複数のIPO銘柄が同時に行われる場合です。この場合は、100株1000円の銘柄であったとしても複数の抽選により資金を超えることがあるかもしれませんので注意が必要となります。
新規銘柄を購入する時ですが、購入資金として50万円以上を必要とする銘柄もありますが、今のところこのぐらいの資金があれば困ることはありません。また、購入する銘柄を選ぶ際にも、配当利回りが高く、かつ株価があまり高くない銘柄を選ぶようにすることをしています。
過去4年のIPO公募・売出価格(2015〜2018年)
買付余力が50万円あった場合、IPOの抽選時に資金が不足しないかを過去のIPOの公募・売出価格から説明します。下記表は、新規上場のIPO(東証)の数を年毎に4年間(2015〜2018年)まとめたものです。毎年90〜100社くらい新規上場をしています。それらの公募・売出価格の平均は2000円前後/100株であることがわかります。つまり、50万円の資金があれば、5000円/100株の株を購入することができますので、平均価格から見るとほとんど抽選に参加することができることを意味しています。
では、5000円/100株を超えるIPOの数はいくつあったのか確認してみます。この4年間で見ると、多くてもそれぞれ1年間で1社です。超えているとは言え、6000円くらいまでのIPOなので資金に余裕があれば、あるいは一時的に現金を準備することが可能であれば十分これらのIPO抽選にも参加することが可能です。
これらの結果、5000円/100株未満のIPOの割合は99%以上となりました(表右)。従って、50万円の買付余力があればほぼ全てのIPOを100株単位で抽選することが可能と考えられます。
年 | IPO数 | 公募・売出価格/100株の平均 | 5000円/100株を超えるIPOの数 | 5000円/100株以下のIPO割合 |
2018 | 97社 | 2114円 | 1 (最大5800円) | 99.0 % |
2017 | 93 | 1965円 | 1 (最大6060円) | 98.9 % |
2016 | 84 | 1913円 | 1 (最大5400円) | 98.8 % |
2015 | 95 | 1904円 | 0 | 100.0 % |
いかがでしたしょうか?株を購入して売買による差から利益を得る(キャピタルゲイン)方法、配当金により不労所得を得る方法(インカムゲイン)と方法はいくつかあります。今回紹介したIPOによる抽選でIPO銘柄を当選し、売却し利益を得る方法も1つ考えてみてはいかがでしょう。口座開設がまだの方はSBI証券の開設よりどうぞ。また資料請求は、SBI証券の資料請求よりお進みください。この一歩が読者様の資産を増やすことになります!
”買付余力金額”のまとめ
- 買付余力は、50万円以上を推奨(IPO抽選時に99%以上はカバーできる)
- 過去4年間(2015〜2018年)のIPOの公募・売出価格の平均は2000円前後
- 新規の株を購入する場合や、IPOへのブックビルディングの為の資金として活用できる
- SBI証券では、IPOチャレンジポイントがもらえるためオススメできる一つの証券会社
※投資は自己責任でお願いします。