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米国プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)【PG】の配当金・増配・売上・営業利益などの推移

投稿日:2019年4月23日 更新日:

幸せを掴み、幸せを提供する Wanchance(ワンチャンス)です!

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、米国のオハイオ州に本拠を置いており、世界最大の一般消費財メーカーです。プロクター・アンド・ギャンブルより、P&G(ピーアンドジー)と聞く方が馴染みがあると思います(以下、P&G)。今回はこのP&Gの配当金推移、収益指標の推移などについて確認していきたいと思います。

まず最初に、例えば1日の生活を考えてみたいと思います。朝起きて、顔を洗い、朝食を食べて、お茶碗を洗います。朝食を食べた後は、歯を磨き、掃除を始めます。洗濯を行い、男性であれば髭を剃り、女性であればお化粧し、外出します。赤ちゃんがいる方は、1日に何回もおむつを替えたりもしなければいけないですね。帰宅後は、衣類に消臭剤をかけます。夜はお風呂に入り髪や体を洗い、お風呂上がりは化粧水を肌に塗りスキンケアをして、就寝です。さて、下記を見てください。

  • アリエール/ボールド
  • レノア
  • ジョイ/ファブリーズ
  • パンパース
  • パンテーン/VS/ハーバルエッセンス
  • SK-Ⅱ
  • ブラウン(BRAUN)

これらですが、当たり前のように薬局、ホームセンター、家電売場やスーパーの日用品売り場で見かけている商品は1つはあるでしょうか?あるいは、『あ、私使ってる』と思ったかもいると思います。一般消費品ですが、これらはP&Gから販売されている商品です。正確には、P&Gジャパンから発売されている商品でして、P&Gジャパンは、日本にあるP&Gの子会社です。これらの商品は、洗濯用洗剤、柔軟剤、芳香剤や消臭剤、乳児用おむつ、シャンプー・リンス・トリートメント、化粧品そして、シェーバーです。先ほどの1日の生活を簡単に述べましたが、この生活にとても馴染みのある商品ということが理解できたと思います。

またここに記載した製品はほんの一部の商品でP&Gは、数多くの商品を扱っています。またP&Gの商品は長い年月をかけて品質の良いものになるように進化を遂げています。米国P&Gのホームページを見ていると、1つのエピソードが記載されています。今から58年前のある出来事についてです。1961年、研究者の祖父が、孫の男の子の大量のオムツを見て、ふと気づきます。もっと質の良い、手頃な使い捨てのオムツを作ることはできないだろうかと考えました。それ以降、パンパースは、継続して進化をとげています。例えば、赤ちゃんの腰でパンパースを固定するための材質をピンからテープに替えたり(テープのおむつしか知りませんが)、より薄くそしてより布に近い材質に変更したり、またデザインの変更も行われています。今私達が知っているパンパースはとても進化を遂げてとても使いやすくなったものです。

さて、このP&Gですが、高配当の米国株としても有名です。この配当目的(インカムゲイン)で購入されている方も多いと思います。今回は、このプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)【PG】について、配当金、売上、営業利益、EPSなどの収益指標や配当金などをチェックしてみたいと思います。

私はSBI証券を利用して、株式購入を行、配当金をもらっています。皆様も配当金をもらいながら幸せな生活が訪れますように!(口座開設がまだの方はSBI証券の開設よりどうぞ。資料請求は、SBI証券の資料請求)。

 

この記事が参考になる方は、以下の方です。

この記事が参考になる方

  • 配当金の推移を確認したい
  • 収益指標を確認したい
  • 投資対象とするか悩んでいる方
  • P&Gの製品が好きで興味がある

 

【目次】

配当金の推移

最初に、米国P&Gの現在の株価と配当利回りからです。税引き前で、配当利回り予想は、2.81%(2019.4の当ブログを最初に書いた時点。最新の配当利回りは要チェック)となっています。その後、少し減少はしたものの2.46%(2021.2に記事を更新した時)です。3%は超えていませんが、高配当株(に近い銘柄)です。では、続いて、この高配当株であるP&Gの配当金について確認してみます。配当金はその年に受け取るだけではなく、今後も安定的に受け取れるかが重要です。また、この際に、配当金が今後も増加するものか(増配率はどうか)気にされる方も多いと思いますので、過去の配当金から今後の配当金の推移を考えていきたいと思います。過去のデータをP&GのHPからできる限り収集し解析しています。

4半期及び各年の配当金

まず配当金から確認してみましょう。グラフは1972年からの配当金推移を示したものです。P&Gは、四半期毎に配当金を支払ってくれているため、四半期毎の配当金を示しながら、その年の年間配当金についても示しています。P&Gの決算月は、現在は毎年6月となっています。

グラフを見ていただくとわかる通り、この期間綺麗な右肩上がりで配当金が増加していることがわかると思います。1993年は、年間配当金の受取額は、0.05 US$でしたが、2020年は、3.03 US$となっています(2021年は3.2 US%近くになるかもしれませんね)。この期間で配当金の支払額が60倍になっています。当時、10万円の配当金を受け取っていた場合、現在は600万相当の配当金を年間で受け取れている計算となります(税引き前)。1993年頃は私は学生をしていましたが、株を1株でも購入したかったですね(当時はインターネットやスマホなどが流行っていませんでしたが)。

 

増配率

配当金が増加していることはわかりましたが、続いて、その増配率について確認していきたいと思います。P&Gは、1890年以降配当金の支払いをしています。そして、最初は増配がなかったものの、途中から毎年増配を続けています。50年以上にわたり増配を続けている会社なので、配当王と呼ばれたりします。2020年4月17日のプレスリリースにはさらに増配の発表を行なっていますので64年連続になります。この中にきちんと、64年連続増配と130年の配当連続支払いの記載があります。この表現を見ると、P&Gは連続配当・連続増配に対して意識しているのではと感じました。今後も、増配が引き続き行われると期待したいと思います。もう少し保有率を上げていこうかなとも思いました。

以下のグラフは各年の年間配当金に対して、翌年どのくらいの増配率があったかを示しています。


1970〜1980年中頃までは10%強の増配率でしたが、その後一時的に下がりました。しかし1990年〜2010年くらいまでは再び10%強の増配となっています。一方、ここ5年でみると、2〜5%くらいの増配率となっています。

今後も継続的に増配がされるかどうかの確証はありませんが、グラフを見て、これまでの増配率の推移から考えても最近は徐々に減少してきています。それでも2〜3%近くの配当利回りの配当金が受け取れるので有難いことです。またPGは生活必需品の銘柄なので、景気に大きく左右されることも少ないのではないかと思っています。最近のコロナ禍(2020年以降)でもそこまでの株価の影響はなく、こういう銘柄は今のご時世にも比較的強い銘柄と言えそうですね。

 

株式分割の歴史

株式分割の歴史について確認してみます。これまで5回の株式分割が行われています。それらの株式分割は2:1です。100株持っていたとしたら、200株に持ち株が増えるということです(当然、株価も2分の1になるので株式資産は変わらない)。直近では、2004年が最後となっています。1983年以前に100株を所有していたとすると、これらの5回の株式分割により、3200株に持ち株が増えていることになります。

分割日(権利落ち日) 分割割合
2004年6月21日 2:1
1997年9月22日 2:1
1992年6月15日 2:1
1989年11月20日 2:1
1983年2月22日 2:1

 

売上高と売上総利益

続いて、売上高と売上総利益についてです。2009年以降の売上高の推移を確認すると、2014年までは売上の推移変動はほとんどありません。その後、売上高は多少減少傾向にあり、2016〜2018年は、ピーク時の2013年から20%強の減少となっています。ただ、直近の売上高を見ても大きく減少はなく僅かに上昇してきているともみてとれます。

一方、売上総利益率をみると、この期間においては50%と安定しています。売上総利益率は、売上高に対する総利益(売上高から売上原価を差し引いた粗利益)を100分比で表したものです。

          

 

営業利益と営業利益率の推移

営業利益と営業利益率についてです。営業利益とは、企業が本業で稼いだ利益を表しています。売上高から売上原価を差し引いた売上総利益から、さらに販管費を差し引いて計算された値です。営業利益率は、この売上に対する営業利益率です。営業利益は、売上が近年減少傾向にはありましたが、ここ10年で、緩やかな減少傾向にあると思いました。2019年は大きく営業利益が減っています。これは、シェービング事業”GILLETTE(ジレット)”が約80億ドルの評価損を計上し、会計調整を行ったことで減益となっています。最近はシェービングの需要低下があるようです。脱毛も最近安くなってきましたしね。2020年は営業利益が大きく増加しています。2018年前と比べても10%以上の増加となっています。

 

 

 

純利益

純利益についてです。2017年に純利益が一時的に増加しましたが、2009年からの推移を見ると徐々に減少しています。営業利益が上述の通り、減少したため2019年の純利益も減少しています。2020年は2009年以来となる13000 US$(million)を超えました。この辺りはさすが大手ですよね。

EPSと配当性向

EPSと配当金/株・年の推移と配当性向についてです。上述の通り配当金については増配しております。しかし、2015年以降から増配率を示すグラフの角度がそれ以前と比較して緩くなっています。配当性向も2009年と比較して、70%付近にまで上がってきました。2019年の配当性向が200%になっている理由は、純利益が大きく減少したためです。

 

 

営業キャッシュフローと営業キャッシュフロー・マージン

営業キャッシュフロー(CF)と営業CF・マージンについてです。営業キャッシュフローとは、商品の仕入れや販売だけでなく、人件費などの関わる企業の営業活動から発生するキャッシュの量を示します。その企業が実際にいくらのキャッシュを生み出したのかを確認できる項目です。営業キャッシュフロー・マージンとは、この営業キャッシュフローを、売上高で割ったものです。キャッシュは、実際に起こった事実を示すものであるので、当然ビジネスで発生する資金の入出金は事実で考える必要があリます。営業キャッシュフローを売上高で割った営業CF・マージンは、同業他社と比較する際に有用と考えられている指標の1つです。

営業CF・マージンは、約15〜20%と安定した数値となっていることがグラフからわかります。特に問題ないと感じます。

(引用: 米国P&G HPより)

 

いかがでしたしょうか?馴染みのある銘柄の株式に興味が持てたのではないかと思います。キャッシュフロー は順調ですし、一時的な利益は減少しているものの増配も続けていますし今後も保有・あるいは購入していい銘柄かと思います。口座開設がまだの方はSBI証券の開設よりどうぞ。また資料請求は、SBI証券の資料請求よりお進みください。この一歩が読者様の資産を増やすことになります!

 

米国プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)【PG】の配当金・売上・営業利益などの推移のまとめ

  • 配当金は、2.5%の配当利回り(最新の配当利回りをチェック)と高く、以前高配当株としての投資対象としてオススメ
  • 増配率は近年2桁台の増配はないものの、64年連続の増配が行われている(また130年の配当支払いも継続)
  • 売上高はここ数年でほぼ同等。営業利益、純利益は一時的な減少となっている
  • 営業利益率や営業CF・マージンは、15〜20%を超え安定

 ※投資は自己責任でお願いします。

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